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夏のうだる暑さも半減、冬の朝も寒くない!Low-Eガラスとは?

スタッフ
2023/6/12更新

ガラス修理の専門家が丁寧に教えます!

Low-Eガラスとは?暑さも寒さも抑えてくれるガラスって本当? 夏の午後のギラギラした強い西日、冬の朝晩の冷たい床。
カーテンをしたり、エアコンや扇風機、ストーブ、いろんな保温グッズで頑張っているけど……。

実は、こうした問題は窓ガラスを変えるだけで簡単に解決できてしまうんです。
とくに、Low-Eガラスなら、普通の複層ガラスにはできない高性能の「中の熱の保存」と「外の熱のカット」を実現できます。

夏はギラつく太陽熱や紫外線をカット。
冬は室内の暖かい空気を外へ逃さない。

家の中でもっとも熱の出入りが激しい窓。そのガラスが高性能なら、冷暖房器具をガンガン使わなくても快適になるのです。

快適な温度の生活をサポートする、Low-Eガラスの効果を紹介します。

「Low-E」って何だろう?

Low-E(ロウ・イー)とは

Low-Eとは、「Low Emissivity」の略で、「低放射」という意味です。
ではその「放射」が低いというのはどういうことでしょうか。
「放射」というのは物体が電磁波のエネルギーを出すことです。電磁波のエネルギーは吸収されると熱に変化します。 たとえばストーブなどは、電磁波を放射し人間の身体がそのエネルギーを吸収することで温かさを感じているんですね!

では、窓もエネルギーを放射していたらどうでしょうか。
夏場は太陽光のエネルギーを室内に放射してしまうから暑く、冬場は暖房器具のエネルギーを室外に放射してしまうから寒くなってしまうんです。

だからこそ、「低放射」のLow-Eガラスの効果が大事になってくるんですね!

Low-E複層ガラスの構造と仕組み

Low-E金属膜
Low-E(低放射)の機能を持っている金属を薄い膜にしたものです。生活に必要な光は通して、紫外線などの不要な電磁波はカットしてくれます。

Low-Eガラス
Low-E金属膜を表面にコーティングしたガラスのことです。
夏場は太陽からの紫外線をカット・冬場は暖房器具からの遠赤外線を反射して、外の暑さが入らず中の温かさを保てる窓になっています。

Low-E複層ガラス
Low-Eガラスを使った複数の層を持つガラスのことです。
ガラスの間にLow-E金属膜を挟むことで、太陽の熱を50%以上カットできる上、冬は室内の暖房熱を反射して外へ逃さないようにしてくれるところが魅力のガラスです。
Low-Eではない普通の複層ガラスもあり、そちらも熱の流れや伝導を抑えてはくれます。
しかし、放射を抑制する機能はないため、Low-Eの機能も合わせて持っている方が確実に快適な空間を作り上げることが可能です!

熱をカットしたい?保存したい?
Low-Eガラスをタイプごとに活用してもっと快適に

外からの太陽熱や紫外線を「カット」する遮熱タイプ

とくに夏に効果を発揮する遮熱タイプ。
低放射の性能を持つLow-E金属膜が、複層ガラスの室外側についているタイプです。メリットは以下の通り!

  • 太陽の日射熱を50%ほどカットして、室内を涼しく保つ
  • 紫外線も普通の複層ガラスに比べて2.5倍もカットしてくれる
  • 家具やカーテンの日焼け・色あせも抑えてくれる
  • 断熱効果もある製品なら冬も大活躍!

太陽や暖房の熱を外へ「逃がさない」断熱タイプ

とくに冬に効果を発揮する断熱タイプ。
低放射の性能を持つLow-E金属膜が複層ガラスの室内側についているタイプです。 メリットは以下の通り!

  • 太陽の光と熱は取り入れ、暖房等の熱は反射させて室内を暖かく保つ
  • 普通の複層ガラスに比べて熱が室外に逃げる割合がほぼ半減する
  • 窓の断熱性を高めて体への悪影響(※コールドドラフト現象など)を防ぐ
  • 結露を減らし、カビ・ダニの発生も予防して建物への悪影響も防ぐ

※コールドドラフト現象…窓からの冷気が室内に流れ込み、足元が冷える現象のこと。

ガラス交換のプロ直伝・Low-Eガラスの注意点

今すぐLow-E複層ガラスにしよう!と言いたいところですが、気をつけなければならないことが2点あります。

  • 住環境に合ったタイプを選べているか

遮熱・断熱双方の機能を持つガラスもありますが、どちらかの機能しかない場合、住環境に合っているかどうかをしっかり確認しましょう。
たとえば、太陽の熱を室内に放射せずに涼しさを保ってくれる遮熱ガラスを、寒冷地域で設置したらどうでしょう。
必要な熱までカットしてしまい、寒いと感じてしまうこともあるようです。その逆もまた同様です。
住環境に合った機能をしっかり検討して、設置しましょう!

  • 複層ガラスが設置できるサッシか

複層ガラスに限らず、どんなガラスでも 必ず設置できるわけではありません
サッシによっては設置できないこともあるため、修理業者の私たちも必ず現地でサッシの状況を見させていただいてからガラスのご相談をしているくらいなんです。
一方で、サッシがダメなら絶対設置できないということもなく、 アタッチメントなどで対応可能な場合もございます。
そのため、設置したいという際は まずプロにご確認くださいね!

Low-Eガラスもアタッチメントで設置可能に⁈

Low-Eにすれば普通の複層ガラスの倍の効果がある

家の冷暖房の効果を考えたことがある人なら、 熱の出入りの最も多いのが窓だということはすでにご存知かもしれません。

しかし、「具体的に窓をどうしたらいいのか」というところまで把握できていた方は少ないのではないでしょうか。
実際、low-Eガラスは普及してきているものの、 「遮熱してしまうなら逆に寒くなってしまうんじゃないか」など、詳しい特徴がわからないことで設置に踏み切れていない方が大半です。

ですが、たとえば 暑い地域の方や西陽の強いお部屋は遮熱タイプ寒冷地の方や北側の寒いお部屋は断熱タイプと使い分けることも可能です。
タイプをうまく活用すれば、 冷暖房効果も2倍にアップするので、無駄な使用を抑えて省エネにもつながります。

紫外線カットや結露防止の効果もあるので身体や家にいいという特徴もありましたね。
また、色付きのものもありますので、 外から室内を見えにくくしたいという方にもオススメです。
メリットたくさんのLow-Eガラスで、皆さんもぜひ、 快適生活を手に入れてくださいね!

みんなのガラス屋さんは、丁寧に、かつ速やかに窓の交換・修理を行っているガラス屋さんです。

9万件の施工実績を活かして、「ガラスが割れてしまったんだけど…」「こんなガラスにしたいんだけど…」というお客様の悩みに寄り添ったガラス交換をしています。

ご相談、お見積りは無料ですので、ガラス交換についてわからないことがある方は、ぜひ電話やメールフォームからお気軽にご相談くださいね!

▼電話でのお問い合わせ▼
0120-504-743(年中無休・7時〜24時受付)

▼メールフォームでのお問い合わせ▼
https://minglass.jp/contact/

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