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台風から窓ガラスを守れ!今すぐできる対策&割れたときの応急処置

スタッフ
2024/3/29更新

ガラス修理の専門家が丁寧に教えます!

台風から窓ガラスを守れ!

「最近、なんだか台風が多いなぁ…」 「台風で窓ガラスが割れるって本当? なにか対策したほうがいいの?」

こんにちは。みんなのガラス屋さんの下村です!

台風や地震など、突然やってくる災害。 その発生をとめることができない以上、私たちにできるのは、万が一に備えた対策です。

私たち「みんなのガラス屋さん」では、毎年9〜10月、台風の時期になると多くの方にお問い合わせをいただきます。

いずれのお客様も「まさか窓ガラスが割れるとは…!」と焦った様子で、中には「気が動転して怪我をしてしまった!」という方もいらっしゃいます。

「我が家だけは大丈夫だろう…」という思い込みが一番危険です。

今回は、台風による窓ガラス被害について、次の3つのパターンに分けてしっかり解説していきます!

(クリックで該当項目へジャンプします)

※当社は9万件のガラス交換実績のあるガラス屋さんです。「いち早く修理をお願いしたい」という方は、こちら(TOPページ)からお問い合わせ下さい。

【今すぐできる!】ダンボール&ガムテープ(養生テープ)を使った応急処置の仕方

ガムテープとダンボール

まずは、「今現在、台風の真っ只中…!!」という方でも今すぐにできる応急処置の仕方についてお伝えします。

台風対策で一番有名なのは、窓にガムテープを貼る方法です。

窓ガラスにガムテープを貼る

貼り方は簡単。上の画像のように、縦、横、斜めの「米の字」にガムテープを貼るだけ!

このとき、ダンボールを敷いてから貼るのがベストです。

紙ガムテープを使うと剥がれにくくなってしまいますので、布ガムテープを使うか、養生テープ(下記のようなもの)があるとなお良いです。

また、万が一ガラスが割れたときのことを考え、カーテンやブラインドを閉めておくというのもとても重要です。

窓ガラスが割れそうなほどの台風、不安な気持ちで胸いっぱいかと思いますが、身の安全を第一にできることをしていきましょう…!

窓ガラスに養生テープ・ガムテープは逆効果?真実はどっち?

2019年台風19号の際に、「窓にテープを貼るのは全く効果がない」という情報が話題になりました。
中には、「台風のときに窓ガラスにテープを貼るのは逆効果だ!」「むしろ強度が弱まる!」という意見も出ていたようです。

「結局どちらが正しいの!?」ということですが…。
必ずしも「逆効果」とは言い切れないのではないか、というのが私の見解です。

そもそも、窓ガラスにテープを貼るのは「割れにくくするため」ではありません。万が一、物が飛んできて割れてしまったときに「飛散を防ぐため」です。

実体験として、私はやむなく自分でガラスを割った経験があるのですが、テープを貼ってから割ると本当に飛散が軽減されるんですよね…!

そういった意味では、全く逆効果というわけではないのかなという見解です。

もちろん雨風を避けるシャッターがあれば一番良いですし、ダンボールがあれば敷いてからテープを貼ることで強度の面はカバー出来るかと思います。

ですが、もしテープのみを貼るしかないとすれば…

  • 風圧の強くなる高層マンションなどでは、テープは貼らない
  • 窓の近くに飛びやすいものがある場合は、テープを貼る

など、自分の状況にあわせて取り入れるべきかどうかを考えてみてくださいね。

台風時に窓を開けるのは、絶対NGです!

「窓ガラスが風圧でたわんで、ガタガタ音が鳴ってる…!」

強い風をうけて窓ガラスが悲鳴を上げる様子は、見ていてとても不安ですよね。

そんなとき、「窓を少し開けたほうが、負担がかからないんじゃないか?」と考えたことがある方もいらっしゃるかと思いますが… それは絶対にNGです。

内圧差によって、窓ガラスが割れる、屋根が抜ける原因となりますので、窓は絶対に開けないようにしてくださいね!

もしも台風で窓ガラスが割れたらどうする?

割れたガラス

台風で窓ガラスが割れてしまったら、「とにかくガラスを片付けなきゃ…!」とパニックになってしまう人も多いかと思います。

ですが、暴風がおさまらないうちに窓ガラスに近づくのは危険です!

なかには、こんなに恐ろしい事故もあるんです。

窓ガラスが割れてしまうと、外から雨風も吹き込みますし、そのままにしておけない気持ちもわかります。

しかし、自分の身に変えられるものはありませんガラスが割れた部屋を離れるか、毛布などをかぶって安全を確保してください。

台風の時期は、私たちガラス屋さんにもガラス交換のお問い合わせが殺到いたします。

ご自身の安全を確保したら、出来るだけ早めに修理の段取りをしていただけるとスムーズです。

当社であれば、拡散したガラスの撤去から処分まで作業員が行います

危ないですので、割れたガラスにはお手を触れずにお待ちいただければと思います。

▶当社にご相談した場合の流れについてはこちらもご確認ください。

ガラスが割れたとき、ご自身がすべきことについて、詳しくはこちらの記事もチェックしてくださいね。

▶窓ガラスが割れたら一番最初に何をする?簡単3ステップで徹底解説!

【ご存知ですか?】ガラスの修理には保険が使える場合があります

「火災保険」というと、読んで字のごとく「火災」についてだけの保険だと思っていませんか?

実は、ガラス修理でも火災保険が使える場合があり、台風などの自然災害による被害であれば「風災」として補償してもらえることがほとんどです。

「じゃあ、いくらから保険の対象になるの?」ということですが、それはご契約内容によって変わります。

たとえば、風災ですと「自己負担額」を付けている場合が多いかと思います。

自己負担額とは?

例)自己負担額が5万、修理費が10万の場合
10万−5万=5万円の保険金が受け取れます。

※こちらはあくまでも例であり、ご家庭によって違うかと思いますので一度ご契約内容を確認してみてくださいね!

「みんなのガラス屋さん」では、もちろん保険申請に必要な各種書類のご用意もバッチリ行っています。ぜひ、お気軽にご相談してくださいね!

【事前に予防】台風から窓ガラスを守る3つの方法

最後に、台風が来る前にできる予防法について説明します。

実は、台風で窓ガラスが割れてしまうのは、風圧のせいではありません強い風によって飛んできた“物”がガラスにぶつかって割れることがほとんどなんです。

ですから、物が飛んできたときを想定して対策をすること。そうすれば、ほとんどの割れ被害は防げます。

ただし、風速30mを超えると風圧のみでガラスが割れることもありますので、窓自体を強化するのも有効な対策といえるでしょう。

台風を事前に対策する方法としては、以下の3つがあります。

  1. ベランダや窓の周りの安全を確保する
  2. 雨戸やシャッター、防護ネット、飛散防止フィルムをつかう
  3. 台風に強いガラスに交換する

1つずつ見ていきましょう!

①ベランダや窓の周りの安全を確保する

物干し竿に注意!

まず、真っ先にやるべきことは、ベランダの安全確認です。

植木鉢などの固くて重いものはもちろん、物干し竿などがガラスに当たって割れるケースも多いため、風によって窓に飛んできそうなものはしまっておくようにしましょう。

台風が来る前にベランダの排水溝を掃除しよう!

台風で怖いのは風だけ…ではなく、大雨にも注意しなければなりません。

台風時に、ベランダの排水溝にゴミ(砂、落ち葉など)がたまっていると、大雨で詰まりを起こすことがあります。

とくに賃貸にお住まいの方は、隣人の部屋に浸水して迷惑をかけてしまうことも…!

台風が来る前に、一度ベランダ排水溝がキレイかどうか確認してみてくださいね。

②雨戸やシャッター、防護ネット、飛散防止フィルムをつかう

台風から窓を守るシャッター

とても強い風の中では、飛んでくるものがベランダに置いてあるものだけとは限りません。

普段は窓から離れた場所にある、小石や木の枝、瓦などが飛んでくるという場合もありますから、すべてを事前に取り除くのは不可能というのが事実です…。

そこで次に大切になるのが、以下の2点です。

  1. ものが窓に衝突するのを防ぐ
  2. 窓が割れてしまったときの飛散を防ぐ

ものが窓に衝突するのを防ぐ=雨戸・シャッター・防護ネット

ものが衝突するのを防ぐため、一番効果があるのは雨戸・シャッターです。

台風の多い地域にお住まいの方は、備えつけになっているケースも多いですね。

これらがついていないご自宅であれば、次のような防護ネットを使うことである程度の物は防ぐことができます

窓ガラスを守る「網戸」の吹き飛びに注意!

雨戸やシャッターに強度は劣るものの、網戸も窓ガラスを守ってくれる重要な一員です。

台風で網戸が外れてしまう事故も多いので、台風の前に網戸を持ち上げて外れないか確認するのをお忘れなく!

窓が割れてしまったときの飛散を防ぐ=飛散防止フィルム

次に考えてほしいのは、万が一、窓が割れてしまったときのことです。

何もつけていない窓が割れたら、部屋中に鋭く尖ったガラス片が…! 考えただけでゾッとしますよね。

飛散防止フィルムは、ガラス自体が割れたとしても破片が散らばらないように保護してくれます。(スマートフォンの保護フィルムと同様ですね!)

窓を割れから守る効果だけでなく、室温を保つ働きをしてくれたり、目隠しできるデザインがあるのも嬉しいポイントです。

ただし、熱割れが起こりやすい「網入りガラス」「複層ガラス(ペアガラス)」には使用できませんので窓ガラスの種類をしっかり確認してくださいね!

③台風に強いガラスに交換する

窓ガラスの交換

①②の対策をしっかりと毎回行えれば一番ですが、台風をはじめとする強風は突然起こるものですから、予期できないこともありますよね。

そこで、一番安心なのは「窓ガラス本体を台風に強いものに交換すること」です。

毎年台風のシーズンになると、「被害が出てからでは遅い」ということで事前にガラス交換の検討をしてくださるお客様も多くいらっしゃいます。

日本では、台風をはじめ、地震、豪雨、大雪、などの災害が年々多くなっていますから、長期的な目で見て対策をしたい方にはおすすめの方法です。

では、「台風に強いガラス」とは一体どのようなものなのでしょうか? 今回は、台風対策で交換されることの多いガラスを2種類ご紹介したいと思います!

強化ガラス

一般的なガラス(フロートガラス)の3倍〜5倍の強度がある「強化ガラス」。

強化ガラスを利用する目的は、以下の2点があります。

  • 風の威力で窓が割れないように強度を高める
  • 万が一割れてしまった時の安全を守る

強化ガラスは割れても破片が尖らずに粒状になるため、もしガラスが割れて飛び散ってきても、ケガをするリスクを下げることができます。

その安全性から、学校などの施設で多く使われており、別名「安全ガラス」とも呼ばれているんですよ。

合わせガラス

合わせガラスとは、複数のガラスの間に樹脂膜が挟まっている構造のガラスのことをいいます。

その最大の特徴は、中間膜のおかげで「割れても破片が散らばらない」ということ。

フロントガラスのヒビ

たとえば車のフロントガラスは、物がぶつかってもガラスがすぐに割れることはなく、放射線状のヒビが入るイメージですよね。 あれも合わせガラスの1つなんですよ!

ガラスの強度自体は強化ガラスに劣りますが、遮音性防犯性紫外線カットなどの効果をあわせもったガラスをお求めならこちらがおすすめです。

窓ガラスは、割れる前と後では対策に要する時間も労力も全然違います

圧倒的に前もって対策しておいたほうが楽ですし、安全だと言えるでしょう。

当社では他にも、お客様の要望にあわせた特殊ガラスをご用意しています。

ご質問や相談、予算の打ち合わせなどは、お気軽にお申し付けくださいね。

※強化ガラス、防犯ガラスなどの特殊ガラスは、別途発注に数日のお時間をいただく場合がございます。ご了承ください。

まとめ

台風から家を守ろう

「ガラスを割らない」ということができれば一番ですが、割れた時のことを想定した対策はとても大切です。

窓ガラスは私たちの生活にとってなくてはならないものですが、時に命を脅かす凶器となってしまうこともあり得るのです。

しっかりとした窓ガラス対策をして、もしものときに備えましょう。

みんなのガラス屋さんは、台風被害を含む9万件以上ガラス修理の実績があるガラス屋さんです。

お困りの際には、どんな小さな不安でもかまいませんので、ぜひご相談くださいね。

▼電話でのお問い合わせ▼
0120-504-743(年中無休・7時〜22時受付)

▼メールフォームでのお問い合わせ▼ https://minglass.jp/contact/

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