窓にはめるのはなぜガラスと決まっているの?

窓ガラスの弱点

窓にはめるのはなぜガラスと決まっているの? ほとんどのお宅では、当たり前のように窓にはガラスがあるかと思います。
しかし、窓ガラスは建物の外装のなかでもっとも薄い部分です。そのため冷暖房や騒音など、外部からの影響を受ける、いわば通路になっているとも言えるのです。

また窓ガラスは、建物の外装としてもっとも脆弱な部分であるともいえるでしょう。地震や台風といった災害による外部の影響はもちろん、部屋の中からも意図しない衝撃によっても破砕しやすい素材です。さらには破片が鋭利な凶器となることは周知のところですね。

その他にも、防犯上の観点からみれば、まさに侵入盗が利用する頻度がもっとも高い場所であると考えられています。この、ガラスの特異的な性質である「壊れやすい」ということは、防犯の上でも脆弱性を露呈しているといえるのではないでしょうか。

窓にはめるガラスの代わりの素材はあるか

もちろん、採光という意味で、透過性がなければ窓としての機能を果たすことはできませんが、仮に透過性が高くとも、強度において外壁なみのクオリティーを有する材質はないのでしょうか。

たとえば強化プラスチックに代表される「アクリル板」や「ポリカーボネート板」など、「割れない」という意味ではガラスよりも高い性能を持つ素材がいくつか思いあたります。これらをガラスの代わりに使用することで、新たな窓とすることはできないのでしょうか。

実は一部の「窓」には、すでにこれらのアクリル板やポリカーボネート板を利用している実例があるのです。
たとえば新しいユニットバスなどの多くの浴室のドアには、現在は曇りガラスではなく、ポリカーボネート板を使用していますし、たとえば一部に採光用の小窓を取り付けたサンルームなどはアクリル板を使用する場合があります。つまりガラス以外の素材であっても、ガラスと同じようなものに利用されているというわけなのです。

窓にガラスをはめるのには理由がある

しかし、それでも一般的な窓ガラスには、そうした素材がほとんど利用されていないのはなぜなのでしょう。それにはちゃんとした理由があるのです。

たとえばポリカーボネート板についていえば、ガラスと比較して非常に割れにくく変色なども起こらないかわりに、表面に傷がつきやすいという欠点があります。傷つきやすいということは、何かの拍子で透明度を妨げてしまう危険性が高いということです。
また、アクリル板は透明度でガラスに匹敵しますが、変形が生じやすいという欠点があります。

このように、どちらも屋外での長期間使用には耐えないというわけなのです。もちろん、ガラスの強度についても日々進歩してきているのは間違いなく、割れにくく安全な仕様の物も数多くあります。「ガラスはもろくて弱いもの」という定説を打ち破る新しい「ガラス」の登場を心待ちにしている今日このごろです。

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